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2013.11.02 Saturday

日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象2010


またまたかなりの日にちがあいてしまいましたが(汗)、お久しぶりです。従業員Sです。
しばらくぶりに小説の紹介をしたいと思います。

今回の本は小説というよりは、なんといいますか、『とある教授』の武勇伝でございます。その名も『日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象2010』!さて、もしかするとご存知の方も多いのではないでしょうか(ガリレオの湯川先生といい勝負かはわかりませんが)この上田教授。そう、仲間由紀恵主演の大人気ドラマ『TRICK』で活躍している、阿部寛扮するずっこけハンサムな彼です。

『TRICK』は、2000年に始まった堤幸彦監督の代表作ともいえるドラマシリーズ。貧乏で貧乳がトレードマークの手品師・山田奈緒子(仲間由紀恵)と、物理学を専攻する助教授でプライドが高く股のアレも巨大な上田次郎教授(阿部寛)がタッグを組んで、自らを霊能力者と名乗る人物たちと対峙し彼らが引き起こすさまざまな奇怪な出来事のトリックを暴き事件を解決していくという話です。 作中に出てくる登場人物は、敵味方ふくめ誰もが強烈な個性を主張する者ばかりです。
だいたいが事件の舞台は村や島であり、やたらと訛っていたり、霊能力者は無駄に派手な格好をしていたり、変な口癖があったり… じつはトリック抜きにみても十分おなかいっぱいという感じなのですが、それはさておき。

今回のこの本は、作中にも出てくる上田先生の名(迷)著『どんと来い、超常現象』をフィクションではなく本当にノベライズ化してしまった代物、を大幅に改稿したものだそうです。本文では今までの事件の概要がすべて『上田教授』の視点(ここ重要です)で語られています。 前半では教授の生い立ちから現在に至るまでの経緯が書かれています。ときどき挟まれている、教授の若かりし頃の写真は阿部寛にそっくりですが、なかなか笑いもの…いや、見物です。

そして、次の章からはいよいよ、教授が助手の山田と立ち向かった数々の事件でのアツーイ、闘いの記録が語られます。 ドラマ本編ではわからない上田の本音や葛藤、そして見ることの出来ない事件解決後のちょっとした山田とのやりとりなどが書かれていたりして、トリックファンには嬉しいサービスであります。個人的に大好きなミラクル三井の村消失事件や、サイ・トレイラー深見の『ゾーン』対決、六ツ墓村(けして、八つのほうではありません)の落ち武者の呪いなど、懐かしい事件が盛りだくさんです。
 
また最後の章はノベライズオリジナルの話なのですが、続きは別巻に記載されているのか、はたまた上田教授が適当に終わらせただけなのか、お預けのようです…。ちなみに、『TRICK』シリーズは上田教授の著書以外にもそれぞれドラマにほぼ忠実なノベライズ本が出ており、映画版や特別版も書籍化されています。『あのときこんなこと言ってたんだ!』とか、意外に繊細な山田の感情とか、細かすぎて気づかなかった小ネタとか、いろんなことがわかっちゃったりします。トリックファンの方はぜひ一読をおすすめします。
 
それではちょっとアツくなりすぎてしまいそうなのでこの辺で失礼致します。
ドラマ観賞とあわせて一読をおすすめします。




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