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2013.12.15 Sunday

モーリス・メルロ・ポンティ、函館の本

猛吹雪の札幌でした。
今日はパソコンに詳しい大学時代からの友人が
パソコンを新しくしてくれています。
べつの写真家の友人も来店してくれて、出産の報告を聞きました。
祝!
僕のデジカメを渡すと、店内の写真をパシャリと撮ってくれました。


さすがプロの一枚です。
僕だとこうは撮れません。


さて、下の一覧は本日値付けをした本たちです。
在庫は日本の古本屋サイトでご確認下さい。





詞集 たいまつ むのたけじ 評論社
啄木の骨 小野寺脩郎 幻洋社
子規の素顔 えひめブックス 和田茂樹 愛媛県文化振興財団
ヘミングウェイ短編集 全3巻揃 ヘミングウェイ 北村太郎・鮎川信夫・井上謙治訳 荒地出版社
美の鼓動 森崎秋雄 三月書房
鴨居玲素描集 鴨居玲 日動出版
大きな時計 舟越保武 ギャラリーせいほう
舌にのせた台湾 食味にうつる中国の旅 佐藤豊美 東京出版センター
鉄道100年 日本の機関車 写真で見る100年シリーズ 本島三良 秋田書店
アポロコミックスNo,5 冒険王6月号ふろく 大型新人特集号 おれの山だ 悪魔はだれだ!? 五島慎太郎・北野英明 秋田書店
行動の構造 M・メルロ=ポンティ 滝浦静雄・木田元訳 みすず書房
知覚の現象学1 M・メルロ=ポンティ 竹内芳郎・小木貞孝訳 みすず書房
情報と文化 多様性・同時性・選択性 松岡正剛・戸田ツトム構成 情報文化研究フォーラム編 NTTad
聖書人物伝 沢村五郎 いのちのことば社
源九郎義経 中村孝也 中村孝也 小学館
モースその日その日 ある御雇教師と近代日本 磯野直秀 有隣堂
知られざる霊薬 臭くない生ニンニク療法とニンニクドック・フローレーべン 加藤義雄 雄山ニンニク療法研究所
高田屋嘉兵衛 日露交渉の先駆者 須藤隆仙 国書刊行会
ウラー・ディアナ 知られざる日本北辺関係史 田中明 近代文藝社
函館日仏交流資料集1 蝦夷に咲いた百合 函館日仏協会設立廿周年記念事業実行委員会編 函館日仏協会
函館日仏交流資料集1・2 2冊揃 蝦夷に咲いた百合・ロザリオと鍬とペンと 函館日仏協会設立廿周年記念事業実行委員会編 函館日仏協会
函館中央警察署史 函館中央警察署編 函館中央警察署
函館中央警察署史 函館中央警察署編 函館中央警察署
函館郷土覚え書 近江幸雄 私刊本
函館人物誌 近江幸雄 私刊本
岡田健蔵伝 北日本が生んだ稀有の図書館人 坂本竜三 講談社出版サービスセンター
北国の理想 クラーク精神の純化と展開 深瀬忠一・大友浩編著 新教出版社
函館の歴史 須藤隆仙 東洋書院
函館ガンガン寺物語 厨川勇 北海道新聞社
北辺に散った士魂、中島三郎助 中村正勝 箱館戦争を語り継ぐ会
清流 松倉川 私たちの川、今ダム問題を考える 函館・松倉川を考える会編 幻洋社
函館むかし百話 あなたの知らない街の秘話集 函館市史編さん室編 幻洋社
北海道の自由民権家 本多新の生涯 福田隆三 清水書院
大志と野望 ウィリアム・スミス・クラークの足跡をたずねて 北海道放送「大志と野望」特別取材班 KABA書房
郷土読本 函館ドック五十年の回顧 千歳篤編 道南の歴史研究協議会
2013.11.02 Saturday

日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象2010


またまたかなりの日にちがあいてしまいましたが(汗)、お久しぶりです。従業員Sです。
しばらくぶりに小説の紹介をしたいと思います。

今回の本は小説というよりは、なんといいますか、『とある教授』の武勇伝でございます。その名も『日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象2010』!さて、もしかするとご存知の方も多いのではないでしょうか(ガリレオの湯川先生といい勝負かはわかりませんが)この上田教授。そう、仲間由紀恵主演の大人気ドラマ『TRICK』で活躍している、阿部寛扮するずっこけハンサムな彼です。

『TRICK』は、2000年に始まった堤幸彦監督の代表作ともいえるドラマシリーズ。貧乏で貧乳がトレードマークの手品師・山田奈緒子(仲間由紀恵)と、物理学を専攻する助教授でプライドが高く股のアレも巨大な上田次郎教授(阿部寛)がタッグを組んで、自らを霊能力者と名乗る人物たちと対峙し彼らが引き起こすさまざまな奇怪な出来事のトリックを暴き事件を解決していくという話です。 作中に出てくる登場人物は、敵味方ふくめ誰もが強烈な個性を主張する者ばかりです。
だいたいが事件の舞台は村や島であり、やたらと訛っていたり、霊能力者は無駄に派手な格好をしていたり、変な口癖があったり… じつはトリック抜きにみても十分おなかいっぱいという感じなのですが、それはさておき。

今回のこの本は、作中にも出てくる上田先生の名(迷)著『どんと来い、超常現象』をフィクションではなく本当にノベライズ化してしまった代物、を大幅に改稿したものだそうです。本文では今までの事件の概要がすべて『上田教授』の視点(ここ重要です)で語られています。 前半では教授の生い立ちから現在に至るまでの経緯が書かれています。ときどき挟まれている、教授の若かりし頃の写真は阿部寛にそっくりですが、なかなか笑いもの…いや、見物です。

そして、次の章からはいよいよ、教授が助手の山田と立ち向かった数々の事件でのアツーイ、闘いの記録が語られます。 ドラマ本編ではわからない上田の本音や葛藤、そして見ることの出来ない事件解決後のちょっとした山田とのやりとりなどが書かれていたりして、トリックファンには嬉しいサービスであります。個人的に大好きなミラクル三井の村消失事件や、サイ・トレイラー深見の『ゾーン』対決、六ツ墓村(けして、八つのほうではありません)の落ち武者の呪いなど、懐かしい事件が盛りだくさんです。
 
また最後の章はノベライズオリジナルの話なのですが、続きは別巻に記載されているのか、はたまた上田教授が適当に終わらせただけなのか、お預けのようです…。ちなみに、『TRICK』シリーズは上田教授の著書以外にもそれぞれドラマにほぼ忠実なノベライズ本が出ており、映画版や特別版も書籍化されています。『あのときこんなこと言ってたんだ!』とか、意外に繊細な山田の感情とか、細かすぎて気づかなかった小ネタとか、いろんなことがわかっちゃったりします。トリックファンの方はぜひ一読をおすすめします。
 
それではちょっとアツくなりすぎてしまいそうなのでこの辺で失礼致します。
ドラマ観賞とあわせて一読をおすすめします。




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2013.05.17 Friday

ぼくとフリオと校庭で 諸星大二郎

短編読み切り集です。
私のお気に入りは「鎮守の森」「ぼくとフリオと校庭で」「沼の子供」「影の街」です。

タイトルにも使われている「ぼくとフリオと校庭で」は、自称宇宙人だと名乗る転校生フリオと、主人公の話。
フリオは超能力が使えるとか、自分は宇宙人なのだとみんなに言うので嘘つきよばわりされてしまい友達は主人公しかいない。そんな彼はいつも校庭の鉄棒にぶらさがりUFOを待っている。
ある日、フリオは主人公に「自分は明日UFOにのって街を去る」と告げる。
そして主人公に今日で最後だからと自分だけの秘密の遊び場を教えてくれる。
フリオのいうことをいつものホラだと思い信じなかった主人公だが、土手の上でUFOを待つフリオから目を離したとき、彼の父親とともにバス停に向かう別のフリオを目撃する。
どちらが本当のフリオなのか。
不安にかられた主人公は突然いなくなったフリオを探しに走る。


この作品集のなかで、この物語がもっとも身近で、それでいて奇妙で、日常というものの曖昧さを感じました。
小学校や、幼稚園の頃のことなどは、大人になるにつれてどんどん記憶が薄れていく。今になってみると、あれは夢だったのではないか?
というような出来事が、いくつかあるわけです。私はこの作品を読んで「NHKみんなのうた」で知った「さとるくん」という歌を思い出しました。小さい頃よく遊んだ友達だけど、彼は今はもうどこにもいない。他の子たちに聞いてみても、彼のことをだれも覚えていない。果たしてさとる君は誰だったのだろうか?そもそも本当に存在したのだろうか?

…とこう、歌詞は要約するとこんな感じで、歌声とあいまって少々不気味なのですが、ぜひ一度聞いてみてください。

話は戻りますが、この読みきり集は作者があとがきで書いているように、質の良い作品を選り抜いてつくったのだそうです。
そのため読み応えはあるのですが物語の舞台や時代、国がバラバラでそれぞれ雰囲気もまったく違ったものになっています。

奇妙で、不気味で、懐かしい世界にどっぷりと浸りたい。そんな気分のときにおすすめの一冊です。
 




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2013.05.11 Saturday

ディエンビエンフー 西島大介


こんにちは。暖かくなってきたと思ったら、風が強くてびっくりする日もまだありますね…。
さて、またもや漫画の感想ですが、今回はベトナム戦争が舞台の話です。

ディエンビエンフー 西島大介
『世界一かわいい、ベトナム戦争』

あらすじ
舞台は1965年南ベトナム。主人公は17歳の若きカメラマン•ミナミヒカル。小柄で彼には戦力はなく、すぐにでも死んでしまいそうな頼りない呑気な少年。
サイゴンの地で、ヒカルは気づけば隣で話していた仲間が殺されるような危険な闘いの最中、何人もの敵を斬り倒しながら戦場を鮮やかに駆ける11歳の少女と出会う。ひとめで彼女に心をうばわれるが、次の瞬間には彼の胸はカメラごと少女のナイフにひと突きにされていた。そこから2人の恋は始まる。

この物語では、戦争というものが実にすんなりというか、シンプルなバトル漫画であるかのように描かれています。
よくいえば読みやすいのですが、逆にいえば戦争をゲームや空想の世界かなにかと勘違いしてしまう人が出てくるのではないか、そんな不安がよぎりました。確かにこの物語に出てくるキャラクターたちは架空の人物であるし、作中で繰り広げられる闘いもほとんどファンタジーです。
作者の方はあとがきで『嘘ばかりつめこんだら、意外とまともな戦争の話になるかもしれない。』と書かれていますが私にはどこか壮大なアクション映画のように感じられてしまい『次のページをめくりたい、でも…めくるのが怖い!』というようなハラハラした緊張感や展開への衝撃はあまり感じませんでした。誤解されないようにいいますと、全体的な感想は『面白かった』のです。しかしどこか胸にひっかかるというのか、実際にあった戦争をコミカルに表現する、というのがしっくりこなかったのかもしれません。しかもベトナム戦争に対する知識は高校の授業で習った程度、なんだか『こんな自分が読んでいいのだろうか』という気になってしまい、それがこの漫画の世界にのめり込めなかった大きな要因かもしれません。予備知識というのは必要なのだなあと、痛感させられました。

気になった方はぜひ一度手に取ってみてください。
ちなみに、あとで調べて知ったのですが、この漫画は続きがあり、9巻あたりまで出ているみたいです。

また今度、本の紹介をしたいと思います。
いつか、漫画以外も(多分)…。

それでは、また。


 
 




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